TURNSTILES FURTHER ALONG 恋のロマンティック大爆撃 Lefty in the Right
左利きの真実
バームクーヘン
ビリー・ジョエルの一般的な代表作と言えば『ストレンジャー』『ニューヨーク52番街』、もしくは出世作『ピアノ・マン』ヒット曲満載の『イノセント・マン』だろうか。ポピュラーミュージックとして超一流だけに迷うところです。僕のベストとしてはこの1976年の4枚目です。その前にビリージョエルですが、ちょっと馬鹿にされている気がするんだけど、どうでしょう?同じピアノ・ポップも新人バンドがやればOKなのに、ビリーだとダメみたいな。。このアルバムもさすがメロディーが素晴らしい。代表曲#4「new york state of mind」に#5「james」も素晴らしい曲だし#7のスロー#も。個人的には冒頭の2曲#1「say goodbye to hollwood」,#2「summer, highland falls」と#6が最高。流れるようなピアノが決め手の#2は高校3年の時に生ピアノのBGMがあるちょっとリッチなレストランで偶然聞いてグッときた思い出の曲。#6の軽快ピアノポップも○。 スパイラル・ライフ1993年の1st。名盤。【60年代のソフトロックやビートポップを90年代のデジタル機材で作りました】。メロディーの美しさは1級品。繰り返されるリフがまさにビートルズな#1「ライフ・イズ・スパイラル」や弾むポップ#5「地下鉄でいこう!」のコーラス/ハーモニーなどはイヤでも60年代を感じさせる。大好きなポップ#「ラズベリー・ベル」,「日曜日はタイクツ」、ソフトロックな#6「星のクロニクル」,#8「ターン・ターン・ターン」のメロディーも繊細で美しいです。1stシングルの「アナザー・デイ,アナザー・ナイト」や#2「記憶の着陸」、#7「アンサー」は90年代初期のマンチェを感じながらもやはりメロディーは圧倒的。特に「アナザー・デイ,アナザー・ナイト」は興奮が体の内側からざわざわやって来ます。ラストのタイトル#名曲「もっと遠くへ」はキラキラ眩しい〜。僕はこのバンドはベストから入りましたが、捨て曲ないですよ。カミさんの音楽嗜好は侮れないです(笑) すかんちの1991年の2nd。痛快なグラム/パワーポップ盤です。初期コレクターズが好きな人にオススメしたいです。特に#2「恋の1,000,000$マン」は必聴。他#1「恋はB・O・M・B・E・R」,#3「恋のロマンティック・ブギ」,#9「疑惑のHappy Birthbay」,#10「好き好きダーリン」など良く聴きます。パクリの天才ローリーの本領発揮!。チープトリック、モット・ザ・フープル、スウィート、ツェッペリン・・・etc。このアルバムの後、もろBCRの「summer love sensetion」な「恋のマジックポーション」のヒットがあり、今作よりさらにパクリ度あげた4th『OPERA』へと爆走していきます。個人的にはポップ度が心地よい今作が1番好きなのですが、他のアルバムも70年代ブリティッシュロック好きにはオススメできます。キワモノ扱いで手にしてない方、100円〜500円でこの音聴けたら大満足じゃない? アルバムとしては2ndの方が良い気もしますが、「Lazy Girl」「Bye Bye Popsicle」の圧倒的な2曲のポップ#が収録されてるので1st(1992年)にしました。黒澤健一率いるエル・アールです。嶺川貴子在籍時(1st〜3rd)の初期は特に60年代ポップスへのオタクぶりが強いです。#1「Lazy Girl」はフォーシーズンズなドラムの入りからロイ・オービソン〜デイヴ・クラーク・ファイブを彷彿させる極上のポップチューンです。ちなみに2ndではデイブ・クラーク・ファイブ「I Can't Stand It」をカヴァーしてます。これが1stシングルってんだから狂ってる(笑)。続く#2「7 Voice」も歌モノのポップ#。で流れるように#3「Bye Bye Popsicle」へ突入。ノスタルジックなメロディが抜群の超名曲!。ため息でるコースが抜群の#4「ホワッツ・ラブ」も◎。この#3,4の2曲がエル・アールの音楽性を説明するのに最適かも。#5「Love is Real?」はサイケがかった#。中期ビーチボーイズを感じさせるマニアックな曲といえるかも。英詩のギターポップ#6「Motion Picture」はビートルズも彷彿とさせて洋楽ファンも納得できるでしょ。ちょっと初期ザ・フーを思わせる#7「I Can't Say Anymore」。嶺川貴子が色濃い。#8「PACKAGE...I missed my natural」はノリの良い#。言葉の乗せ方や韻の踏ませ方が上手でいつの間にリピートしてしまう曲に。29秒の英詩#9をはさみファルセットを効かせたラスト#10「[Fresh Air For My] Dounut Dreams」。この曲も美メロだが日本的なメロディが垣間みられるのが一味。彼等は一般的には後に3人になってからヒットした「Knockin' On Your Door」で1発屋のイメージもつきまといますが、アルバムはどれも良質なので100円〜500円でゲットして再評価を是非とも。 ハイロウズの中でも特に好きな1枚。1999年の4枚目。全14曲。ヒロト7曲、マーシー7曲、お互いに切磋琢磨してどれも甲乙つけ難く最高な#ばかり。曲順も良くてアルバムとしての統一感もイイ。シングルでもある冒頭「罪と罰」でテンション上がって、〜#5までの前半は一気にビート#で進む。マーシーの#4「モンシロチョウ」とヒロトの#5「ハスキー(欲望という名の戦車)」(PVも好き)は特に良く聴く。中盤は天才マーシーの名曲#7「見送り」やヒロトのポップ#9「彼女はパンク」#10「ガンスリンガー」など。後半はライブでもおなじみ#11「21世紀のフランケンシュタイン」にマーシー節炸裂の「ガタガタゴー」続く「笑ってあげる」も。ラストの「バームクーヘン」の歌詞は胸に響きます。いつも分かってるのに感動させられます。ハイロウズを聴くならこのアルバムから。名盤。